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■<6月コラム>社長の労働時間は長いのが当たり前?時間を効率的に使うための2つの方法
毎日忙しく長時間働いているが、社長だから仕方がないといって長時間労働をそのままにしている人も多いのではないでしょうか。社長だからという理由で長時間労働をそのままにするべきではなく、効率よく働くためにはどうしたらよいのか考えましょう。この記事では、長時間労働のデメリットや生産性を上げて効率よく働く方法などについて解説します。
1.社長は労働基準法の対象外!ずっと働いている状態の社長も
労働基準法とは、仕事をするうえで必要となる労働者の最低限の基準となる指針を定めたものです。労働者は雇われている立場であるため、労働時間や賃金などについて自分で決める権限がありません。そのため、労働者が長時間労働を強制させられたり不当に低い賃金で雇われたりしないように、労働基準法でしっかりと権利を守る必要があります。一方、社長や個人事業主のような経営者は、人を雇う立場の人間です。ある程度の決定権を持っていますので、労働基準法によって権利を守らなくても自分でどうにかできる立場であるという意味で、労働者に該当しないことになっています。つまり、社長には決まった勤務時間がなく、休日なしに長時間働いてしまうことがあるのです。
2.休みなく働いていると生産性が低下するデメリットも
長時間労働をすることには、生産性が下がってしまうというデメリットがあるとされています。内閣府が発表している平成29年度の年次経済財政報告には、第2章に働き方の変化と経済・国民生活への影響という報告があります。この報告では、国際的に1人あたりの労働時間が短い国ほど、1人あたりの生産性も高いという相違関係が見られると発表されているのです。また、平成27年時点においてOECD諸国のなかで1人あたりの労働時間が最も短いドイツは、総労働時間が1300時間であり日本の総労働時間の約8割です。しかし、ドイツの1人あたりの労働生産性は、日本の水準を50%近く上回っていることがわかっています。この結果からも、長く働けばよいというわけではないことがわかるでしょう。
3.生産性を上げて労働時間を短くするための方法
生産性を上げて労働時間を短くするには、どうすればよいのでしょうか。
3-1.「社長の仕事」に集中する
社長は、社長にしかできない仕事に集中することが大切です。長時間労働をしている社長のなかには、社員に任せたり外注したりすることのできる仕事まで自分でこなしている人がいます。社長の仕事とは、マネジメント戦略を考えること、会社の理念やビジョンを構築し浸透させること、社員とその家族を守ることなど、さまざまなものがあります。まだ会社の規模が小さい場合には、新規顧客の獲得やマーケティング戦略も重要となってくるでしょう。社長以外でもできる仕事に時間をとられながら長時間労働をしていると、社長としての仕事がおろそかになる危険性があります。会社を経営するうえで何を最優先にするべきなのか考えて、社長にしかできない仕事にあてる時間をできるだけ多く持つべきなのではないでしょうか。
3-2.休憩時間もしっかりとろう
休憩をとることのメリット1つ目は、緊張状態の緩和です。15分程度でもよいですから、仕事の合間に休憩をとると緊張状態が緩和されて疲れが和らぎます。移動時間などのスキマ時間を利用して、ちょっとした休憩をとることも大切です。2つ目は、気持ちが切り替えられることです。集中しすぎていると視野が狭くなることがありますが、社長の仕事は狭い視野でできるものではありません。休憩をとって気持ちを切り替えることで、広い視野を取り戻しましょう。3つ目は、ケアレスミスなどを減らすことです。長い時間にわたって仕事をしていると、脳が疲れてきて集中力が低下します。体を動かしたり飲み物を飲んだりすることで、集中力を取り戻し小さな見落としなどを減らしましょう。
長時間労働を続けないために時間の使い方を見直すべき
社長は、社長にしかできない仕事に集中するべきです。長時間労働を続けないために、運転手や秘書などを雇ってみてはいかがでしょうか。自分で運転して移動している場合には、運転手を雇うことで移動時間を休憩にあてることができるようになります。会社の発展のためにも自分自身の健康を害さないためにも、しっかりと考えましょう。
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